現代美術展〈分岐点〉2011

2011〈分岐点〉



chirashi1.jpgchirashi1.jpg

出品者
小高一民、小林晃一、スギサキマサノリ、タムラサト ル、野原一郎、林恭子、
企画構成
松永 康
会期
2011年9月10日(土)~18日(日) 16日(金)は休館
会場
いきいき活動センターしずか館(体育館、会議室)
主催
身近で現代美術を見る会
後援
埼玉県教育委員会
久喜市教育委員会
久喜市文化団体連合会
栗橋文化協会
協賛
久喜市栗橋商工会 井上酒店 酒井石材 たつみ工芸 クリーニングサニーきつね塚店
協力
西小おやじの会
関連イベント
出品作家の個展見学会
意見交換会 「地域と美術」
聴き茶のサービス
ワークショップ
小高一民コーナー「でっかい数珠をつくろう!」
杉﨑正則コーナー「嫌い、でもやっぱり好き」
タムラサトル・コーナー「100gをつくる」
林恭子コーナー「LIVEペインティング

LinkIconワークショップの様子はこちら!

野原一郎

DSC_4652.JPGDSC_4652.JPGDSC_4654.JPGDSC_4654.JPGDSC_4647.JPGDSC_4647.JPGDSC_4656.JPGDSC_4656.JPGDSC_4658.JPGDSC_4658.JPG

林 恭子

DSC_4669.JPGDSC_4668.JPGDSC_4666.JPGDSC_4671.JPGDSC_4676.JPG

小高一民

DSC_4684.JPGDSC_4684.JPGDSC_4687.JPGDSC_4687.JPGDSC_4785.JPGDSC_4785.JPGDSC_4780.JPGDSC_4780.JPGDSC_4744.JPGDSC_4744.JPG

タムラ サトル

DSC_4690.JPGDSC_4690.JPGDSC_4694.JPGDSC_4694.JPGDSC_4697.JPGDSC_4697.JPGDSC_4701.JPGDSC_4701.JPGDSC_4700.JPGDSC_4700.JPG

小林晃一

DSC_4704.JPGDSC_4704.JPGDSC_4705.JPGDSC_4705.JPGDSC_4712.JPGDSC_4712.JPGDSC_4708.JPGDSC_4708.JPGDSC_4709.JPGDSC_4709.JPG

スギサキマサノリ

DSC_4729.JPGDSC_4729.JPGDSC_4730.JPGDSC_4730.JPGDSC_4731.JPGDSC_4731.JPGDSC_4732.JPGDSC_4732.JPGDSC_4734.JPGDSC_4734.JPG

twitter20icon.pngtwitter20icon.pngfacebook-logo2.jpgfacebook-logo2.jpg

関連イベント

出品作家の個展見学会

身近で現代美術を見る会のボランティアさんを中心に、過去3回の本展出品作家の個展を巡る

意見交換会「地域と美術」

■パネリスト
齋藤馨、中島睦雄、本多正直、小高一民、小林晃一、野原一郎
■司会
松永康
■意見交換会の趣旨
松永:「分岐点」は今年で3回目となる。そこで、今後どのように展開するかを考える時期となった。
この展覧会は地域に美術を根付かせることを第一の目的としている。「美術が地域に根付いていない」ということがよく言われるが、実はかつて地域に美術が根付いていた時代があった。それは、主に中央の団体展に出品していた美術家たちが、それぞれの地元で県展や市展、美術教育等を通して身近な人々に美術を普及していたころである。
ところが次の世代の多くの美術家は、美術家団体に属さず個展を主たる発表の場とするようになった。こうした個展系の美術家は、中央で評価を得るとその後は国際的な活動の場へと展開していった。そのため彼らは、自らが住まう地元ではほとんど知られない存在となった。そしてこれが、ある時期から美術が地域と距離をおくようになった最大の理由ではないかと思われる。
そこで改めて、美術を地域に根付かせるため今後何が必要なのか、近隣に在住する団体系の美術家と分岐点の出品者とで意見交換を行うこととした。

■地域に美術を根付かせるため団体展系の美術家がこれまでどのような活動をしてきたか
齋藤:かつては学校教育の一環として写生コンクール等をやっていた。今では美術の時間数が減り充分な教育活動ができていない。また団体展では、美術家を目指す者の出品が減り、実験的な意欲作が減ってきている。そのため団体展自体の構造を考え直す必要が出ている。
中島:団体展には、先輩から誘われて出品するようになった。また教師としては、人間教育としての美術教育を行ってきた。
本多:美術家団体は人間関係によって成り立っており、先輩からの助言や同世代の出品者との競争により自分は育てられた。今後、たとえば彫刻シンポジウムなどを行うことで地域との関わりを深められるのではないか。

■「分岐点」を3年間やって感じた地域に美術を根付かせることの難しさについて
小高:自分は、他の教師にない美術教師のユニークさに惹かれた。自分の置かれた境遇を活かして人々との接点を作り出そうとしている。
小林:自分のアトリエを使ってワークショップ等を展開させてきた。また地域を巻き込んだイベントを開催し、人々のネットワークを構築している。美術が心の交流を促すための媒介となったらよい。
野原:何人かの美術家との出会いによって自分の方向が決まった。身近で展覧会が開かれることで、自分のやっていることを近隣住民に知ってもらう機会となった。

■休憩

■団体展系の人たちが行ってきた地域に美術を根付かせるための活動と、分岐点で行ってきたそれとの比較
松永:前半の話を聞き、団体展系が主に作品を作る人の輪を拡げてきたのに対し、個展系は一般の人との関係を拡げることに意を用いていることが見えてきた。市展、県展を含めて団体系展覧会への若年層の応募が激減している一方で、今日の若年層の間では音楽や舞踊などのパフォーミング・アーツが盛んに行われるようになっている。こうした状況の背景には、個別化を求めた時代からつながりを求める時代へという、社会的な意識変化があるように思われる。

■地域に美術を根付かせるため今後どのような活動が有効か
中島:人々との出会いの場づくりのため陶芸教室の実施が有効である。
齋藤:ただしそれは、あくまでも趣味で創作する人の集まりとなる。
本多:陶芸に限らず、さまざまなワークショップを続けることで人々との関係が深められる。
小林:何かを作るというより、自分自身を振り返る手段としてワークショップを考えたい。
野原:ワークショップを中心とすると、ものを作ることに関心のなくなった若い世代へのアプローチが難しい。

■まとめ
松永:最終的には、美術家がそれぞれの持ち場でできることをやっていくしかない。一方で利益を共にすることについては、立場を超えて協働していく必要がある。

■会場からの意見
鈴木:美術活動に対して行政にもっと支援してほしい。
齋藤:第一に、多様な作品に対応できる展示会場がほしいと考えている。市役所に再三、働きかけを行ったが、まったく反応がない。
菅野:自分の勤める学校では「門柱ギャラリー」という名の公開展示場所を設けている。多くの人々が作品を公表することで交流の機会となればよい。
野口:自分は陶芸工房をやっている。習いに来る人たちは公募展に応募するようになるが、入選しないとすぐに制作をやめる。

■地域に美術を根付かせるため、団体展系の美術家と個展系の美術家がその垣根を超えて今後どのように協力し合えるか
野原:美術作品は本来、個人の家の中に置かれることでその機能を発揮してきた。絵画は最もそれがしやすい媒体である。
小林:ていねいに仕事をすることで、人は多くのことを学ぶことができる。美術を通してそれを伝えたい。
小高:一般の人々にアプローチするのが基本だが、それをより効果的に行うため美術家どうしの連携が必要だ。
齋藤:今、久喜に必要なのは、まず作品を展示できる場所である。行政に対する要望活動を共に進められたらよい。
中島:自分にできることを少しずつがモットーである。
本多:彫刻シンポジウムの実現に向けて、少しずつでも基盤を整えられたらよい。

twitter20icon.pngtwitter20icon.pngfacebook-logo2.jpgfacebook-logo2.jpg

西小おやじの会文化体験プログラム
ワークショップ「現代美術を体験しよう」分岐点ワークショップ・バザール
LinkIconワークショップの様子はこちら!

概  要  

「現代美術展<分岐点>2011」の会期中、会場内において出品者を講師としたワークショップ。会場に出店しているワークショップ・コーナーの中から体験してみたいものを選んで参加。

開催日時  

2011年9月17日(土)午前10時~12時/午後1時~3時

講  師  

小高一民、杉崎正則、タムラサトル、林恭子

会  場

いきいき活動センターしずか館(体育館、会議室)
〒349-1102 久喜市栗橋中央1丁目11-1
電話 0480-52-0175

主  催  

西小おやじの会

協  力  

身近で現代美術を見る会

助  成  

埼玉県文化振興基金

各コーナーの内容

小高一民コーナー「でっかい数珠をつくろう!」

「百万遍」という風習があります。大勢の人が大きな数珠を持ち、念仏や真言を唱えながら隣の人に送って廻すというものです。このワークショップでは白く塗った木製の玉を108個用意し、その1つ1つに個人的な希望や欲求、願いなどを込めて絵を描いてもらいます。そしてそれらをつなげ、希望の連なりとしての大きな数珠を作ります。制作終了後、記念撮影をして参加者に贈呈します。
自分のためにしたいことは、実は他の人にもしてあげたいこと。それがわかると自分の欲しいものを他の人のためにまわすことができます。このワークショップには復興への願いや弔いの意味がありますが、宗教色はありません。それよりも、いま起こっていることに目を向けてもらうことが目的です。

スギサキマサノリ コーナー「嫌い、でもやっぱり好き」

展示作品には二つのイメージが合成されています。その作品を鑑賞しながら、反対の意味を示すものごとについて各自が考えます。次に1つのイメージとその正反対を示すイメージを思い浮かべ、それらを透明な板に描いて、最後にその2枚を重ね合わせます。できあがった作品を並べ自分の作品について解説し、またそれに対して自由に感想を述べます。
思春期にある中学生の多くは、いつも相反する感情を抱えています。このワークショップでは、異なるイメージを重ね合わせることで思わぬ効果がもたらされ、そこから新たなものの見方の発見へとつなげます。そのことで自己を見つめ直す契機とし、さらに他者を知ることで自己への洞察が深まることを期待します。
このワークショップは、日常から離れた不慣れな場所で行われます。しかし、完成するまでどのような作品になるかわからないため、最後まで制作に集中できると思います。

タムラサトル・コーナー「100gをつくる」

「1kgToy」という文字をカラーブロックで作った「重さの作品」を予め展示しておきます。この作品について説明しながら、目の前でその「1」を取ってみます。「1」の部分がちょうど1kgあるので、計量器の表示が1kg減ってびっくり!引き続き体重が100kgになるまで作者が水を飲み続けるというドキュメント・ビデオ「100kg Man」を見て笑い!
計量器を使って各自、重さを計りながらカラーブロックでの制作を始めます。まず50gを目指して作り、できあがったらその大きさと重さのバランスを覚えておきます。一度崩して、次に100gを目指して制作。ぴったりになったら計量器に乗せて記念撮影し、後日、その写真を贈呈します。
カラーブロックは、形や色で遊びながら自由に組み上げいく玩具ですが、ここでは1人100gだけを使います。これは展示してある「1kgToy」の「1」の部分の、ちょうど10分の1の重さです。いちばん小さいブロックは1g以下なので100gにするのはさほど難しくありませんが、形にこだわる人は気に入るまで作り直してください。作者の制作過程を追体験することで、その間の試行錯誤が見えてくるかもしれません。

林恭子コーナー「ライブ・ペインティング&トーク」

このワークショップは、まず講師によるライブ・ペインティングで幕を開けます。その合間に、日常のこと、作品制作のことなどをお話しし、そこで感じた気持ちを抽象的なかたちで表現してゆきます。それに対してみなさんからは、絵を見ながら、話を聞きながら気がついたことを教えてください。
この絵は、見ている人とコミュニケーションしながら完成させていきます。ですので、途中からはぜひ皆さんもいっしょに描いてみてください。絵でも言葉でもけっこうです。一方的に伝えるのではなく、そこにいる人たちの交流が絵になってゆきます。
そして最後に、でき上がった作品を寄せ合って完成。みんなで作った心の合唱のような一枚。

twitter20icon.pngtwitter20icon.pngfacebook-logo2.jpgfacebook-logo2.jpg

聴き茶のサービス

2011年9月18(日)14:00~16:00
会場:いきいき活動センターしずか館体育館
提供者:友山邦雄

9月14日NHK FMさいたま
「日刊さいたま~ず」滝島雅子アナと事務局木村由美子によるトーク!

Doticon_red_Right.png NHK_FMさいたま「日刊さいたま~ず」カルチャーコーナーにて、現代美術展「分岐点」について放送されました。再生ボタンを押すと聴く事が出来ます。